新たに6つの機能を発表。エージェント型AIを活用し、脅威情報を融合した高度な脅威ハンティング、調査、組み込み型SOAR、早期警戒機能を強化。攻撃者の兆候を具体的な防御アクションにつなぎ、日本における能動的サイバー防御を支援
サイバー脅威インテリジェンスとエクスポージャー管理のグローバルリーダーであるKELAグループの日本法人、KELA株式会社(本社:東京都港区、執行役員COO:廣川 裕司、以下KELA)は本日、KELA CTIプラットフォーム全体にわたり攻撃前インテリジェンスをさらに高度化する6つの新機能を発表しました。
あわせて、複数の情報ソースを融合した調査・脅威ハンティングを実現する新たなプラットフォーム「KELA CONTROL」の企業向け提供を開始するとともに、KELAのCyber Intelligence Center(CIC)の専門アナリストがお客様と緊密に連携する、新たなマネージドインテリジェンスサービスの提供も開始します。
今回発表する新機能により、セキュリティチームは、攻撃者がサイバー攻撃の準備を進めている段階からその兆候を捉え、エージェント型AIを活用して迅速に調査し、プラットフォーム上で対応を自動化できるようになります。KELA CONTROLとあわせ、「攻撃を予見し、的確に対処し、侵害を防ぐ」というKELAの防御アプローチを具体化するものです。
背景:日本で観測されるサイバー攻撃の初期兆候
能動的サイバー防御に向けた制度整備が進み、日本の企業・組織にはサイバー攻撃が「起きてから対処する」従来の防御から「起きる前に手を打つ」への転換が求められています。一方、攻撃者はAIを使い、かつてない速さで攻撃を準備しています。
サイバー攻撃は、標的の探索、侵入に必要なアクセス権の入手、ツールの試験といった、攻撃者による事前準備から始まります。KELAは最近、日本でもこうした準備の動きを観測しています。インターネットに公開されたWebサイトやAPIなどの資産に対する偵察活動や、VPN機器を狙うランサムウェア関連の活動などで、詳細はKELAのレポート「Qilinと日本:日本のネットワークを探索する攻撃者たち」で紹介しています。
これらは侵害が確認された事例ではなく、攻撃準備段階における初期兆候です。シグナルを見つけ、すばやく判断できれば、防御側にとっては攻撃が実行される前に対策を講じることが可能となります。
KELA CONTROL:複数の情報源を融合した調査・脅威ハンティング基盤を企業向けに提供開始
KELA CONTROLは、これまでにない複数の情報源を融合した調査・脅威ハンティング基盤です。通常は別々に扱われる3つの情報源、すなわち、サイバー犯罪のアンダーグラウンドから11年以上にわたり蓄積したKELAの脅威インテリジェンス・データレイク、グローバルなネットワークトラフィックデータ、お客様が保有する独自のデータを統合します。
エージェント型AIがこれら3つの情報源を横断的に調査し、情報間の関連性を自動的に明らかにしながら、高速に手がかりを追跡します。これにより、自組織を狙って攻撃者が構築しつつあるインフラの追跡や、断片的な兆候を確度の高い調査結果に変えるといった、従来は困難だった高度な調査が可能になります。
CIC(Cyber Intelligence Center)による新たなマネージドサービスを提供開始
新たなCICマネージドサービスでは、社内に専門チームを持たなくてもKELA CONTROLを活用できるよう、KELAのCICの専門リサーチャーがお客様に代わってKELA CONTROLを運用します。お客様を狙う攻撃者の疑わしい活動を調査し、優先順位を付けた調査結果と推奨対応策を提供します。
3つの領域で進化する6つの新機能
AIによる調査・分析力の高度化(AI Augmentation):すべてのアナリストに、より速く深い調査を
- AIエージェント「KELA AI」:KELA CTIプラットフォームに組み込まれたAIエージェントが、調査や情報の要約、次に取るべき対応策の提案を支援します。
- Brand Control(ブランド保護)の高度分析:AIを用いて、実際のなりすましやフィッシングとノイズを識別し、すべてのアラートについて判断の根拠を示します。
攻撃前の早期警戒(Pre-Emptive Early Warning):攻撃が始まる前に察知する
- 新モジュール「Indicators Research」(IoC調査):IPアドレス、ドメイン、URL、ファイルハッシュを1回のクエリで調べ、根拠を伴う判定結果を返します。
- Vulnerabilities Intelligence(脆弱性インテリジェンス):攻撃者が実際に悪用している脆弱性を示し、対処すべき脆弱性の優先順位付けを支援できるようにします。
AIを活用したオーケストレーション(AI-Powered Orchestration):CTIを「予防のエンジン」に
- MCP(Model Context Protocol)連携:Claude、ChatGPT、Gemini、Copilotなど、お客様が利用するAIアシスタントから、KELAのインテリジェンスを直接活用できます。
- Integrations Portal(統合ポータル):プラットフォームに組み込まれたSOARとして機能し、調査結果をKELA上の自動化された対応ワークフローにつなげます。
新機能の提供時期:順次提供中(KELA AIは早期アクセス版として提供)
KELA 共同創業者兼CEO ダヴィディ・カルミエル(Davidi Carmiel)のコメント
「すべてのサイバー攻撃は、最初のアラートが発せられるはるか前から、攻撃者による計画と準備が始まっています。KELAは、その準備の動きを攻撃者の視点から捉えるために設立されました。今回発表した6つの新機能、各段階に組み込まれたエージェント型AIと自動化、そしてKELA CONTROLの企業向け提供と、CICの専門リサーチャーがお客様に代わってKELA CONTROLを運用するマネージドサービスにより、日本の企業・組織は、攻撃の兆候を早期に捉え、的確な対策を講じることで、侵害を未然に防ぐことを目指せます。日本はKELAにとって最も重要な市場の一つであり、今後も日本のお客様とパートナーの皆さまへの投資を継続してまいります。」
KELA株式会社について
2015年に設立されたKELAは、サイバー攻撃のライフサイクル全体にわたって攻撃者の意図や活動を可視化する、脅威インテリジェンスを活用したエクスポージャー管理ソリューションを提供しています。独自のAI技術を活用し、サイバー犯罪のアンダーグラウンドから収集した脅威アクター、攻撃インフラ、攻撃手法に関する数十億件のデータを分析し、攻撃者の視点から脅威を捉えることで、サイバー攻撃の予兆を把握し、的確に対処し、被害を防ぐことを支援します。KELAは、ULTRARED(エクスポージャー管理)、SLING(サードパーティリスク管理)とともにKELAグループを構成し、世界各国の政府機関や企業のセキュリティチームから信頼を得ています。KELAの日本法人であるKELA株式会社は2019年に設立され、東京都港区に本社を置いています。
※KELAグループのULTRARED、SLINGの詳細は以下をご参照ください。
https://ultrared.jp/
https://slingscore.com/ja/
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